『ものの見方が変わる 座右の寓話』を読んでみて
『ものの見方が変わる 座右の寓話』を読んでみました。
今回は何か良い本がないかな、と探している時にたまたまオススメで出てきた本ですが、読んでみると面白くて、確かに、なるほど、え!などと思わせてくれる本でした。
昔から伝わるお話を比喩に例えて、現実で起こりうることとして教えてくれています。聞いたことのある話もありますし、知らなかったお話も知ることができます。
常日頃から偏った見方は止めようと意識して過ごしています。こうでなければいけないとか、これが当たり前とか、それは良い悪いとか。そう言う時もあるし、そうじゃない時もあるな〜と今では思えるようになりました。ただしそれが良い事だとは思いません。人それぞれなので、このような思考が自分にとっては楽と言うことです。
きっかけは仕事です。仕事で色々な経験を積んでいくにつれて楽しい事と、息苦しい事が同時に増えていって、どうにもならなくなって、仕事を辞めて、色々な所に出かけて、知らなかった事に沢山触れました。その時にいかに自分が視野狭窄だったか理解する事ができました。ずっと同じ場所にいる事は私にとっては甘えだったと。
この本は自分が少しでも視野狭窄になっているな、凝り固まっているな、と思ったら読んでみてください。項目毎に章が分かれているので、目次をみて、読みたい項目だけ読むとかでも全然大丈夫だと思いますので、ぜひ。
真実を表現する方法が異なっているだけであり、
真実が異なっているわけではない
引用元 『ものの見方が変わる座右の寓話』 戸田智弘著 p17
真実は一つかもしれないけれど、表現の仕方は数えきれないくらいある。誰かが間違っていて、誰かが正解と言う事ではなく、みんな合っていると言うことです。
10人いれば10通りの考えと伝え方があり、10通りの汲み取り方もあります。正解、不正解を決めるのではなく、お互いを尊重して理解することが大切ですね。
どうしても経験を積んだり、年月を重ねると、思考が凝り固まってきて、成功した回数の多い方へと偏りました。偏ると、自分が間違っていると思っている事に対しての提案が、受け入れづらくなっていました。本当は間違っていないのに。過去のみんなにすみませんですね。
自分にとって大事ではないもので時間を埋めていくと、
自分にとって大事なものに割くべき時間を失ってしまう。
引用元 『ものの見方が変わる座右の寓話』 戸田智弘著 p69
便利なものが発達してきて、元来なかったものに時間を割くことが多くなってきました。本当に大事なものを見極め、時間を大切に使っていく。
これは本当に大事な事だと思いました。例えの内容も分かりやすかったです。そこまで必要のないものに必要以上の時間をかけている。人によって大事なことは違います。私の主軸は、一番大事なのものはお金ではなく時間、と言う事を意識して生活してきました。お金は取り戻せるが時間は取り戻せない。色々な所で聞くと思いますが、納得です。理解はしているつもりでも実行に移すのは大変ですね。テレビはやめることが出来ましたが。。
自分にとって大事なものを分けて、大事なものに時間を使っていこうと思います。
上記等々、色々な方向から物事を捉えることが出来ました。私は主に、共感した所、真逆に考えていた所にブックマークが付きました。楽しく読了です。
少しでも興味がありましたら、ぜひ読んでみてください。
ありがとうございました。
はむ