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30代独身女 ゆるゆる日記 

『私は私のままで生きることにした』を読んでみて

『私は私のままで生きることにした』を読んでみました。

こちらネットで見かけ、気になっていた所、書店で見つけましたので購入して読んでみました。こちらの本は、著者キム・スヒョンさんが書かれている、韓国書籍になります。元々は韓国で出版されていて、日本語訳が出るまでになったとても有名な本です。タイトル通り私の生き方について、エッセイで書かれています。とても読みやすく2日で読み終えました。ぜひ読んでみて下さい。

 

本の内容ですが、自分に関する様々なテーマで書かれています。どのように自分を大切にするか、自分を守るにはどうすれば良いか、周囲と環境とどのように共存していくかなど、6つのテーマで構成されています。テーマ毎に、こうしたら良いよ、こうするのはどうかな、と優しい言い回しで書かれていますので共感しながらさくさく読めます。

 

読み進めていると韓国と他国の文化の違い、人も考え方もあらゆる場面に置いて、を書かれているので勉強にもなります。私は日本人ですが、同じアジアでも伝統も習慣も、現代の問題もここまで違うと思わなかったので驚きもありました。

 

自分と他人を適度な距離を保ちながら、付き合っていく。現代の悩みですね。1人では人は生きていけないので誰かが必要。でも深く関わりたくは無い。もしくは関わりをもちたいけれど、どのようにすれば良いか分からない。だからストレスばかり募っていく。私も仕事をしている時に思いましたが、ほとんどの悩みがこれです。自分の悩みも、周りから相談を受ける内容も。周りの人と上手く出来ないから、通常のやるべき仕事にプラスしてこの悩みがあり、どんどん疲弊していってました。

こちらの本ではまず自分を大切にしようと言われています。他人は自分の人生の責任はとってくれないのだから、自尊心を持ってありのままの自分で生きていこうと。思い返せば悩んでる人のほどんどは自尊心が低くなっていました。元々低い方もいますが、悩みが積もって低くなった方も多かったです。その時は、自分の事は後回しで、他人の事ばかり考えていると思います。自分の事をしっかり考えれていないです。他人の為に泣いて、自分の為に泣けない。とても悲しいです。そんなことが無いように、自分を第一に考えて、自分を大切にして生きようと書かれています。To do listとして対策やアドバイス、深層心理をテーマ毎に分かりやすく書かれています。自分に注目してあげましょうと。読み進めると、そうだよね、と思える内容が多く、キーになる言葉もありますので、メモをしながら読む事をおすすめします。

 

後半は、では自分を大切に出来たあと、どのように他人や世界と共存していくかを書かれています。他人の顔色を伺って過ごすのは大変で、辛いです。その時点で自分が弱者であり、自分を大切に出来ていないからです。線引きをして、礼儀を持って関わる事と、顔色を伺う事は全然違います。日常で生活していても、仕事をしていても、怖そうな人や、態度の大きい人がいると萎縮して、下がってしまいます。私も気に入られなければ、と思い、そのように行動した事があります。その時の事を思い出すと、怖い人の顔色を伺って、一言一句が気になって、その人から私に対して何事も起こらないようにしていました。とても怖かったです。精神的にもしんどかったです。ほんの一例ですが、怖い人だけでなく、友達、家族、初対面の人、ネットでの関係、どれをとっても言える事ですが他人の為に自分を犠牲にするのはやめましょうと。私もこう思われる人にはなりたくないなと思い、自分を改めるきっかけになりました。自分を責める事はやめて、出来る事を探す。そしてお互いに向き合い、許容する。と言う事を書かれているのかなと思いました。

 

最後は自由と幸せ。みんなが望んでいて、そして手に入れるのが難しいと思っているものです。本を読み終えた時には、この2つを手に入れることはそんなに難しい事ではないのかなと思えました。私の締めとしましては、まず自分の幸せと自由を考え、隠さずありのまま生きていく。そして、そのことに責任を持ち、失敗に対して寛大になり、幸せと自由を広げていく。自分の視野が広くなる本でした。

 

少し疲れている方、悩んでいる方、さらに視野を広げたい方、様々な方におすすめです。お時間を作ってぜひ読んでみてください。

 ありがとうございました。

 

はむ